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遅くなりましたが5話です。
やっと小説更新です。
次は・・・ミヤ様のプロット待ち、かな。
少し流れ変えちゃったけど大丈夫かしら。
というか気付かずうちに削れちゃったんだよね(駄目駄目じゃん)。
次は気をつける!
ジノとスザクは扉の方を見るとギョッとした様に目を見開き、立ち上がり居住まいを正す。
それはルルーシュの皇族服を見てのことだ。
それに何より、ルルーシュの顔は売れ過ぎていた。
軍の上層部なら尚更。
「「ルルーシュ殿下!」」
「普通にしてくれて構わない。今回の作戦の事で来たのだが…」
「わざわざ殿下が来られなくとも、お呼び下さればお伺いしましたが」
スザクが言えばルルーシュは首を振り、苦笑しながら言った。
「近くを通ったからな。それに兄上の書類の地獄にも飽きてきたのでな、散歩だ」
「それは…」
二人が何も言えずにいるとルルーシュは首を傾げふと思いついたように顔を上げる。
その紫紺の瞳は幾らかか煌いていた。
「そうだ! ナイトメアを見せてくれないか?」
「ナイトメア…ですか?」
「あぁ! 知り合いに詳しい奴が居て、気になっていたんだ」
ルルーシュはそう言うとスザクの方を見てふわりと微笑う。
スザクはそれに何故か胸が苦しくなるものを覚えるがそれが何なのかわからない。
きゅっと一度胸元を押さえ衝動を押さえ込むと、スザクはニコリと笑いルルーシュの傍まで行き、その白魚のような手を取る。
そしてくいっと引っ張ると扉へと誘う。
「ぅわっ!」
「ナイトメアだったら、僕…私のランスロットがいいですよ!!」
「あ! スザクずるいぞっ!! ルルーシュ殿下、私のトリスタンも自慢ですから!」
そのまま三人でじゃれ合う様に、ルルーシュにとっては災難だったが、格納庫へ。
スザクはルルーシュに「失礼します」と一旦断ると片腕だけでルルーシュを抱き上げてコックピットへと乗り込む。
「少し動かしましょうか?」
「はぁはぁはぁ…」
ルルーシュは息切れしていて答えられる状態になかった。
それを良いことにスザクはランスロットの動かし始める。
「じゃぁ軽く動かしてみますね」
数十分後。
ランスロットが戻ってきたとき、その下でジノは一人ぶすくれていた。
でもやっと自分の憧れのルルーシュ様が戻って来たと思うとジノの心は浮かれるばかりだ。
「ルルーシュ殿下、大丈夫でしたか? スザクの操縦は荒いと有名だから私の心は心配で張り裂けそうでした」
開いたコックピットに足をかけ、すっと手を差し伸べてそう口上を述べればふっと笑われ「普段通りにしろ」と言われる。
本当なんだけどなぁと頭を掻き参ったな、とジノは降参と両手を挙げる。
「でも本当なんだぜ。心配してたのは」
手を貸しながら下へと降り、これだけは言って置かなければとジノはルルーシュに言う。
「あぁ、わかってる。そんな泣きそうな瞳で見られたら誰だって拾ってやりたくなるじゃないか」
「そうだよね! ジノは犬属性なんだよね!!」
「スザク、それはお前もそうだろ~!」
ジノとスザクのやり取りを見ていたルルーシュが突如顔を伏せて腹を抱え始めた。
「ふふ、くく、あはは…お前たち、面白いな」
「ジノなんかと一緒にしないで」
「そうそう。っえ!?」
「「あはは」」
「二人とも酷でぇ」
―はたして籠の中の鳥は籠の外で生きられるのだろうか…?
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