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前サイトより。
一期捏造。
黒幕シュナ様なお話。
書いたときも思ったけれど、もっと広げられたなこの話…と思わなくもない。
けどそのままup。
変えちゃうと逆に混乱しちゃうからね、うん。
タイトルの意味は簡単に言うと『存在理由』です。
それは行政特区日本記念式典でのこと。
二人きりになったゼロとユーフェミア。
同行を求めたスザクはユーフェミアの命令で待機させられたが、やはり心配だったため後を付けて来た。
そこで見たものはユーフェミアに銃を向けるゼロ。
「ユーフェミア様!」
スザクは背後にユーフェミアを庇い、ゼロへと銃を構える。
ゼロは怯むことなく、スザク…否、ユーフェミアを見据える。
「スザク! 銃を下ろしなさい!」
「でもっ!」
ユーフェミアの命令にスザクは反論する。
「ゼロは来て下さったのです! それにゼロは絶対に私を撃ちません。そうでしょう、ゼロ」
そう言い喜色を浮かべるユーフェミアに、だがゼロは嘲笑う。
「ふっ、本当に貴女は愚かだ」
「ゼロ!」
気色ばむスザクに一瞬視線を送るが、無視し、続ける。
「…ゼロは今日死ぬ。そう、君に殺されて」
「何を訳のわからないことを!」
スザクはユーフェミアの命令に従わず、ゼロに銃の標準をあわせ続ける。
「この式典、そこでブリタニアの皇女である君がゼロを撃つ。どうなると思う」
「暴動になるんじゃないかしら」
「そう。そしてこの責任は君と…そしてこのエリアの総督であるコーネリアが取ることになるだろう」
「お姉様は関係ないわ」
「そうかな。ただでさえ平定が遅いと言われているのに、そんな問題が起こったらどうなるか。いくらお飾りと言われている君でもわかるだろう」
「る…ゼロ、?」
ゼロの弁にユーフェミアは困惑の表情を浮かべる。
「そうなれば…
『君とともにコーネリアも失脚だ』
割って入る声。
一斉にそちらへと目を向けると、そこには此処に居るはずのない第二皇子シュナイゼル・エル・ブリタニア。
「兄上、どうして!」
ゼロはその姿を見ると駆け寄り何故と問いかける。
その知己の様子にユーフェミアとスザクは戸惑い、かける言葉もない。
「お前にばかり任せているのは忍びなくてね。それより、こんな無粋なもの私の前では外してくれると嬉しいのだが」
ゼロの仮面に触れながらそう言う。
ゼロ…否、ルルーシュはその言葉に何もなかったように仮面に手をかけ外し、マスクも取る。
晒されたゼロの素顔に驚愕したのはスザク。
「るるー…しゅ」
その正体を知っていたユーフェミアもシュナイゼルとの仲に困惑するばかり。
「わざわざ兄上が来られなくても…」
「早くルルーシュに会いたくてね」
「でも…」
「ふふ、心配はいらないよ」
言うなり、シュナイゼルはサッと腕を横になぎ払う。
するとシュナイゼルの部下と思しき者たちがユーフェミアとスザクへと銃と向けていた。
「まさか…」
ユーフェミアとスザクは信じられないとばかりにルルーシュとシュナイゼルを見る。
「そう。君達の思っている通りだよ。そしてユフィ、君は本当に良くやってくれた」
口端を吊り上げながら微笑うシュナイゼルに二人は絶望する。
そう、ルルーシュとシュナイゼル、二人の手のひらで皆踊らされていたのだ。
「ルルーシュ、あとはロイドに任せて」
「あはぁ、仕方ないですねぇ。あ。ルルーシュ殿下はお疲れでしょうからほどほどにぃ、シュナイゼル殿下!」
シュナイゼルにすっと頬を撫ぜられ、紅潮するルルーシュ。
そしてどこからかロイドが現れ、二人の様子をちゃかす。
「ルルーシュ!!」
叫ぶスザク。
それに何も答えずシュナイゼルとともにその場を去るルルーシュ。
スザク、俺は兄上の為なら何も惜しくない
その為にかつての友を利用しようとも
そしてその兄上にすら利用されようとも
それが俺の―
【終】
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