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前サイトより

平和設定でシュナ様が総督、ルルが副総督設定のお話。
なんだかんだと甘めな感じ。



 
 
「総督、お仕事をなさって下さい」
 
そう進言するのは神聖ブリタニア帝国第11皇子にして此処エリア11副総督、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア。
総督は時期皇帝と名高い第2皇子、シュナイゼル・エル・ブリタニア。
 
「ルルーシュ、そんな無粋な物言いをするものではないよ」
 
「では、どうしてこんなにも書類が溜まるんですか! それもこれも総督のお戯れの結果でしょう」
 
ルルーシュは冷たく、書類に判を押しながら言う。
シュナイゼルは積み上げられた書類に肘を掛け、そんなルルーシュを覗き込みながら。
 
「ルル、私のせいだと言うのかい? 君だって悦んでいたじゃないか」
 
 
―バンッ
 
 
「シュナイゼル兄上ッ!!」
 
言われた言葉にルルーシュは顔を染め上げ、机を叩く。
その衝撃で数枚の書類が落ちる。が、気にせず、ルルーシュはシュナイゼルを睨む。
 
「やっと名前を呼んでくれたね。二人きりのときは名前で呼ぶように言っているのに総督、総督…私は悲しいよ」
 
「今は仕事中です!」
 
柳眉を寄せ、困った風に言うシュナイゼルにルルーシュは怒鳴る。
それに対しシュナイゼルは近くなったその頬を手で撫で、唇を親指でなぞる。
それは夜毎繰り返される行為をルルーシュに思い起こさせ、勝手に身体が火照る。
 
「ぁ、にうえ…ッ!」
 
「ふふ…どうしたんだい、ルル」
 
「何、でも…あり、ません!」
 
強情に言い張り仕事に戻ろうとするルルーシュの顎を掬い上げ、その整った桜色の唇を奪う。
歯列をなぞり、舌を絡ませ合う。
執務室には水音と服と紙の擦れる音のみが支配した。
 
「ッ、はぁ…!」
 
ルルーシュはアメジストを潤ませ、その焦点の定まらぬ瞳でシュナイゼルを見上げる。
その耳まで紅く染まった艶やかな表情にさすがのシュナイゼルも息をのむ。
 
「ルルーシュ、こちらに来なさい」
 
「……」
 
厳かな物言いにルルーシュは逆らえず、備え付けのソファへと歩み寄る。
座ったシュナイゼルに腕を引かれ、その胸へと倒れこみ、そのままソファへと押し倒された。
 
「安心しなさい。最後までするつもりはないよ」
 
そうにこやかに微笑むシュナイゼル。
 
 
―そう、君が望まなければね
 
 
 
 
 
* * *
 
 
 
 
 
「兄上! 最後まではしないと…ッ///」
 
「おや、ルルのお願いを断れなかっただけだよ、私は」
 
しれっとそう言うと仕事に戻るため机に向かう。
もちろんルルーシュの机にあった書類も持って。
 
「だから私がルルーシュの分までやってあげるんじゃないか。有り難いと思ってくれても批難される覚えはないよ。それと続きは後でたっぷりとね」
 
いけしゃあしゃあとそう述べるシュナイゼルに向けてルルーシュは傍にあったクッションを投げつける。
 
「いりませんっ!」
 
 
 
【終】
 
 

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