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ハロウィン話第二弾!
純粋、天然培養の仔ルルです。
広い廊下をトコトコと歩く幼子が一人。
きょろきょろと辺りを見渡し、胸に抱えた籠を必死に抱き込み自身の兄のもとを目指す。
その格好はいわゆる魔女っ子風でいやに短すぎる短パンから伸びる足は眩しい。
そして大きな扉の前まで来るとトントンと扉を叩く。
ドキドキと高鳴る胸を静め気持ちを落ち着かせるよう深く息を吐く。
―シュンッ
だが扉が開いてでてきたのは兄の右腕的存在のカノン。
当たり前のことだが自分の予定が狂ってしまい、どうしようという焦りが子供をパニックにさせる。
「ルルーシュ殿下?シュナイゼル殿下に御用ですかしら? 確か予定には…」
「ルルーシュかい?」
「えぇ」
「ルルーシュ、入りなさい」
「ルルーシュ殿下」
カノンがニコリと微笑み道を空けるももじもじとその場に留まるルルーシュ。
次第にそのアメジストの瞳には涙が浮かぶ。
「ルルーシュ?」
中々部屋に入ってこない弟に焦れたシュナイゼルが扉まで来る。
そしてその格好見ると「あぁ…」と納得するが、今にも泣き出しそうなルルーシュをまずはどうにかせねばならないだろう。
そっとルルーシュの脇に手を差し入れ、その軽い身体を抱き上げる。
「どうしたんだい?」
「あ、お忙しいところ申し訳、ありませ…」
最後まで言えず、ポロリと雫が頬を伝う。
それをシュナイゼルは自然な仕草で舐めとり頭をそっと撫でる。
「いいんだよ。いつも言っているだろう? ルルなら大歓迎だと」
「でも…」
「そんなことより用があったのではないのかい?」
シュナイゼルは扉に背を向け、自身のデスクまで行きルルーシュを腕に抱いたそのままに座る。
兄の膝の上、ルルーシュは上を見上げるとまた下を向き、そしてまた見ては下を向きと繰り返す。
シュナイゼルはカノンに目配せで退室を促し、さらさらのルルーシュの髪を梳きすかす。そして自然に言葉を発するのを待つ。
「あ…、とりっくおあとりーと!」
「ふふっ、良く言えたね。でも残念ながらお菓子を持ってないんだ…」
済まなそうに困った顔をし、ルルーシュを見る。
そうすると残念そうな顔をした後、ぱぁっと顔を輝かせるとルルーシュはシュナイゼルの腰あたりに手をやり、くすぐる素振りをする。だが、なんの効果もない。それに再び瞳を潤ませるルルーシュ。
「ルルーシュ、くすぐるのはこうするんだよ」
言いながらもルルーシュの服の隙間から手を差し込む。
「ひゃぁッ」
「ルルは敏感だね」
「そ、そんなこと…ッ! ぁ、やめ…ッ、ん」
「それよりクロヴィスやコーネリアたちのところには行ったのかい?」
「ぁッ、は…ぃ。最初に…、ひゃんっ」
「そう。あぁ、籠がいっぱいだね」
今にもルルーシュの手から落ちそうな籠を取り上げると机へとそっと置き、やわらかな太ももにも手を伸ばす。
「他には誰にもらったんだい?」
「ん、母上、と…ロイドッ! あ、あとスザ…ぁクです。も、やめ…ッ」
「スザク? あぁ、ルルの騎士だったかな? 枢木スザク。確か名誉ブリタニア人の…」
旧知の名前のあとに続いた名前にルルーシュの騎士の顔を思い浮かべる。
あんな子供で大丈夫なのか?と疑問に思ったが功績がそれを裏切っており渋々納得した覚えがある。
いつもへらへらしているロイドよりはマシだろう。ロイドはルルーシュの騎士になりたがっていたが…。
しかし騎士ともあろう者が主の傍を離れるとは。ましてはこんなに可愛らしいルルーシュを。
「騎士が主の傍を離れるなんて騎士としてどうなんだろうね? やはり私が決めた騎士にした方が…」
「私が来なくていいと言ったんです! 兄上とは二人きりで会いたかったから・・・」
そんな可愛らしい言葉を言われると怒りもどこへやら、ルルーシュ限定の微笑みを向けるとルルーシュにとっては最悪な、シュナイゼルにとっては至極当然な言葉を告げる。
「でもそんな可愛らしい格好で私以外のところに行ったなんてお仕置きしないと駄目だね」
―暗転
尻切れトンボです。皆様の想像にお任せします(笑)
まぁ間違いなくシュナ様にルルーシュは美味しく頂かれてしまうことでしょう。
お菓子はその後でって感じですね。
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