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本命です!
でもなんか人形のがノリノリなのは気にしない気にしない・・・。
医者ルルー!仔スザー!!
うふふv
でも私が書くと可愛さ半減本当済みませんです;
今回のみどころは…おっと言ったらつまらないですね。
良かったら管理人のお気に入り探してみてください☆
ではでは、つづきから↓
朗らかな良き朝、まだそこでは朝食を迎えていたり朝の散歩をしていたりとそれぞれが動いている中聞こえる泣き声。
いや、騒音。
「なんでだよぉ!!」
「スザクっ」
「何でと言われても折れているから。明日の試合なんてもっての他だ」
スッパリ言い切るのは黒髪に紫眼の見目麗しい医師だ。
その胸元にはルルーシュ・ランペルージとある。
「ぅう~っ! このやぶ医者!!」
「こら! す、すみません。この子ったら…!」
「いいんですよ。とりあえずギプスした方がいいと思いますがどうされますか?」
ルルーシュの前に座っているスザクと呼ばれる子供はぷいっとそっぽを向いて涙耐えている。
「そうですね。このままでも直りませんしお願いします」
「な!勝手に決めるな!! しないからなっ」
スザクはそう言うなり腕でゴシゴシを目元を擦ると、痛いだろうに足を引きずりながら診察室から飛び出して行ってしまった。
ルルーシュたちはまさかあそこまで動けるとは思わず見送ってしまう形になってしまい慌てる。
「スザク!?」
「!? まさかあの骨折でここまで動けるとは…」
ルルーシュは細い指先を顎にに持ってゆき考えこむ体制にはいるが、看護士に呼ばれ我に返る。
「探しましょう! 子供の足。それもあの足ではそう遠くへは行っていないでしょう」
「はい。あの、あの子…明日の試合楽しみにしてたんです。ずっと練習してて…」
「わかってます」
「では、見つけたら此処へ」
*****
ふわっ
ふわふわっ
ぽむっ
「なっ!!」
「すまない。つい風に揺られる君の髪を見たら妹を思い出してな」
そう言いふわりと微笑むルルーシュに頬を染めるスザク。
なんだよ。と思いつつ。
「妹なんかいんのかよ」
「あぁ。とびきり可愛いのがな」
「なんだシスコンか」
「違う」
そう言いながらスザクの座るベンチの隣へと腰掛けるルルーシュ。
それを横目に見ながら何も言わないスザク。
「…なぁ、ホントに俺、明日の試合出れないのか?」
「医者としては認められないな。君の将来が掛かってる。もう運動出来なくなるぞ」
「嫌だ!!」
「だろう? それに母君も心配しておられる」
「…わかってる。そんなこと」
「なら…「でも!皆今回にかけてるんだ!!俺が出ないと負けるっ」」
―パチンッ
「ふざけたことを言うな。他の皆は頑張ってないのか?お前だけの力だけで勝ってきたのか?そんなチームだったら最初から負けてるも同然だ。今負けたところでどうでもいいだろう?気にしてどうする。お前は結局自分がヒーローでいたいだけの子供なんだ」
「ぁ…」
「っ、すまない。今、母君を呼んでくる…」
ルルーシュはすくっと立ち上がるとポツリと呟いた。
だが、それを引き止める手があった。
白衣を握り締める小さな手。
スザクだ。
「ぅ…うぅ~っ、」
ぽろぽろと大きな碧眼から涙を零し小さく肩を振るわせる。
「…」
「ぉ、前…ひっく、が、つれてけ、るるーしゅ」
ルルーシュは大きく瞳を見開くとその場にしゃがみ込み背中にスザクを背負う。
今は涙を讃える瞳も
成長とともに違うものをその瞳に宿すだろう
その成長を俺は見れるだろうか――
【終】