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短め4話です。
区切りの良さそうなとこで切ったら短くなりました;

というか新キャラ出たとこで終わらせたかったんです。
ただ単に。
意地悪でごめんなさい。




 
―カタンッ
 
先程までの甘い空気を押し流すように室内に風が流れる。
ロイドが窓を開け、ルルーシュはそれを横目に書類中から一枚手に取る。
 
「ロイド、ラウンズはどんな奴らだ?」
 
「次の任務ですかぁ?」
 
「あぁ。中華連邦での、な」
 
「へぇぇ。で、どのナンバーですぅ?」
 
ロイドがルルーシュの手の中の書類を覗き込みながら聞くとルルーシュは面倒そうに投げて寄越す。
それを難なくキャッチするとさっと目を通し目を細める。
 
「3と7ですかぁ。それはまた…」
 
呟きを聞いたルルーシュは眉を寄せロイドを見やる。
 
「なんだ。問題のある奴らなのか」
 
「いやぁ、戦闘能力には問題ないですよぉ。スリーのジノ・ヴァイングベルグの操るナイトメア、トリスタンは可変型ですし、セブンの枢木スザクの操るナイトメア、ランスロットは第七世代ですからねぇ。もちろんラウンズなだけあって個々の能力も申し分ないですからぁ」
 
手に持っていた書類を机に戻しながら問題などないと言いながら一旦口を閉ざす。
ルルーシュは苛立ったように細い指先で机を叩く。
 
「なんだ」
 
「ただ良くも悪くも若いんですよねぇ、彼ら」
 
あはぁっと笑い背を向ける。
 
「それからスザク君とはちょーと知り合いでして僕が騎士ってことは黙ってて頂けると嬉しいなぁと」
 
「キャメロットか? じゃぁ今回お前らは外しておく」
 
「お願いしまーす」
 
ロイドはそのまま背を向け執務室を出て行く。
ルルーシュは引き止めるでもなくそのまま見送り、立ち上がった。
そしてそのままあとを追うように室内を後にする。
ラウンズの詰め所へと赴くために。

数分後。 
 
「ここか」
 
―シュンッ
 
「失礼する」
 
「なんだぁ?」
 
「…」
 
ルルーシュが入室するとそこにはソファに自堕落に過ごす一人の大柄な男と一人のブリタニア人とは似つかない小柄な男がいた。
たぶん後者が枢木スザクだろう。
そしてこの時間、ここにはスリーとセブンしかいないのは確認済みなので大柄な方はジノ・ヴァインベルグで間違いない。
 
「ヴァインベルグ卿と枢木卿で間違いないか?」
 
 
 
それが三人の出会いであった
 
 
 

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