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まずは触りの部分だけです。
こんな話ですよー的な?

いや、うん。
あまり言うと墓穴掘りそうなんで何も言いません。

書いたとき超短くて超焦った代物(笑)
たぶん、然るべきべき時に然るべき形になると思います。
はい。



静寂が満ちる空間。
奥へと広く続く謁見の間。
左右に居並ぶのは名門貴族と呼ばれる上流階級の者たちと数多いる皇族たち。それから、皇帝の私兵であるナイトオブラウンズ。もちろん扉に近ければ近いほど下位だ。
もちろん謁見の間に入れる者など下位と言っても子爵、伯爵など爵位を持つものだ。

そして中央に敷かれた絨毯を颯爽と歩むのは次期皇帝と名高い神聖ブリタニア帝国が宰相シュナイゼル・エル・ブリタニアの右腕とまで称されいる黒の皇子と謳われる第十七位皇位継承権を持つルルーシュ・ヴィ・ブリタニアだ。
ルルーシュは自身が父、シャルル・ジ・ブリタニアの前に着くと膝を付き頭を垂れる。

「お呼びと伺い参上仕りました」

「まずはこやつらを呼ぼう…」

皇帝の合図で現れたのはそれぞれ騎士服を身に纏った四人の男たち。
ルルーシュは見覚えのあり過ぎる彼らを見ると軽く瞳を見開いた。

「再度お前に機会を与える。二度目はない」

「…まさか、騎士を選べと?」

「二度は言わん」

「…」

ルルーシュは四人から瞳を反らすとその綺麗なアメジストのような紫眼を伏せ、想う。
それぞれとの出来事を。言葉を。
ゆらりと一瞬ルルーシュの瞳が揺らいだかと思うと手をそっと握りこむ仕草をする。

その間、彼らは食い入るようにルルーシュを見ていた。
自分を選ぶように、そうただ願いながら。


『ただ守りたいだけじゃ駄目なのかッ』

『じゃぁ僕に守らせて下さい』

『利害一致だろう』

『なんかこう守りたくなるんです』


―――情愛か友愛か、それとも…………


 
長い時だったような短い時だったような。そんな時間が過ぎ、ルルーシュは一度軽く唇を引き結ぶと顔を上げる。
 
 
すぅーっと瞳を上げて告げるは誰が名か。
 
 

「私が選ぶのは―――」
 
 

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