コードギアスの非公式ファンサイトです。
腐な内容満載ですので苦手な方は即リターンでお願いいたします。閲覧なってからの責任は負いかねますので自己責任でお願いいたします。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
一期捏造です。
前サイトより。
これまた懐かしい・・・。
そして恥ずかしい。
皇族バレとか大好きだったんですv
スザクのユーフェミアの騎士就任のお祝いの席。
盛り上がっている最中、現れたのは。
「ざぁんね~んでしたぁ~」
白衣姿の大きな眼鏡をかけた青年。
皆が誰だろうと注目する中、反応したのはスザクとミレイ、そして―。
「今日は…」
「ん~」
近寄るミレイを余所にその青年、ロイドは一直線にスザクの方へ。
否、反応したもう一人の生徒、ルルーシュの元へ。
「お久しぶりです~。殿下v あはっ、まさかこんな所にお隠れとは」
「なんのことでしょう?」
しらを切るルルーシュにロイドは跪き、礼を取るとその何を考えているのか読めない瞳を細め、にっこりと笑う。
「シュナイゼル殿下も探してたんですよぉ~。でもようやく準備が整ったのでお迎えに上がりました」
すっとルルーシュの手を取り、そう告げる。
それはルルーシュにとって最悪の言葉であった。
「…もう終わりなんだな、何もかも」
ルルーシュは色々な策を練ってはみたが、こう皆のいる公の場で自分の身分を明かされてしまうとどうにもならない。
そして…シュナイゼルからは逃れられない。
ここまで匿っていてくれたアッシュフォード家にも迷惑がかかる。
「ルルーシュ…ロイドさん! ルルーシュはっ」
近寄りがたい雰囲気を醸し出す二人にミレイは近寄り、言い募ろうとする。
が、予想もしない言葉に「まさか」という顔をする。
「これで君とは婚約解消ねぇ~」
「…婚約は、ルルーシュに近づく…ため?」
震える声で言うと、ルルーシュを見る。
「そうだよぉ~。あぁでも安心していいよ。ルルーシュ様をここまで守ってくれた。そのお礼はもちろんあるからぁ」
「…ご、ごめん、ルル」
ミレイが謝るとルルーシュは首を横に振り否定する。
感謝こそすれ謝られることなど一切ない。
でも…。
「ロイド・アスプルンドだったな」
「はいぃ~v」
「ナナリー・ヴィ・ブリタニアは死んだ。いいな」
「イエス ユア ハイネス」
そして見据えていたロイドから視線を外し、横にいたミレイに向き直ると一礼して、
「会長、今までありがとうございました。図々しいかもしれませんが、ナナリーをお願いいたします」
「えぇ! それはもちろん。でもルルーシュは…」
「いいんです、もう」
「ルルーシュ!」
今まで話に入れなかったスザクがルルーシュを呼ぶが、冷たい声に窘められる。
それは自分が聞いたこともないくらいの声音でスザクは困惑する。今までとのギャップに。
「枢木く~ん。いくらユーフェミア皇女殿下の騎士だからと言って、皇子であるルルーシュ様を呼び捨てにするなんて不敬にあたるよ」
「え、あ…」
「ロイド! 気にするな。なんだ、スザク」
「ルルーシュ…様、本当にそれでいいのですか? もし…」
「…ユフィに頼もうと思っているのなら、無理だ。シュナイゼル兄上だからな相手は」
「そう…」
スザクは顔を下げ、ルルーシュ本人よりも苦しそうな顔をする。
それを見ないようにすると、ルルーシュはロイドの頬撫で「行くぞ」と命令する。
「あとは頼みます。会長」
最後までミレイのことは『会長』と呼び、頼むルルーシュの姿にミレイは涙が出る。
今までの副会長としての雰囲気はなくなり、皇族らしい威圧的な空気を纏い、生徒の中を進むルルーシュ。
そして後に続くロイド。
ロイドはルルーシュの後姿を見ながら想う
いくら第二皇子であろうとルルーシュは渡さない
やっと見つけた僕の―――
【終】
PR
この記事にコメントする