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すっごく今更なスザ誕ssです。
折角なので上げちゃいます。

R18でお願いします。



 
「おい、今日暇か?」
 
突然ルルーシュはスザクに聞いてきた。
 
「うん。今日は軍の方の仕事もないし…」
 
「じゃあ、ウチへ来い。ナナリーが会いたがってる」
 
「いいの? でもナナリーだけ…? ルルーシュは?」
 
「なっ! ッ…俺も来て欲しい! これでいいだろう!?///」
 
頬を染めながらやけくそのように言うとスタスタと足早に先を歩く。
その後を追うようにスザクがやってきて耳元で囁く。
 
「ルル、顔紅いよ」
 
笑いながら言われ、ルルーシュは指摘された恥ずかしさで余計に紅くなりながらスザクの向う脛を蹴る。
 
「うるさい! 黙れ」
 
「あははっ」
 
 
 
 
 
* * *
 
 
 
 
 
「いらっしゃいませ、スザクさん」
 
にこやかに出迎えたのはナナリー。
それにスザクは応え、二人に導かれるまま中へと入る。
 
「今日はスザクさんの誕生日だから小夜子さんに頼んで夕食は和食にしてもらったんですよ。ね、お兄様?」
 
「あ、あぁ」
 
「本当に? 有難う! 和食って中々食べれないから嬉しいよ」
 
「実はお兄様の提案なんですよv」
 
「え…そうなの?」
 
「…///」
 
「有難う、ルルーシュ」
 
スザクはルルーシュににっこりと笑む。
ルルーシュは少々頬を染め、頷く。
 
「さっ、お兄様たち遅かったから私、お腹ペコペコなんです。早く食べましょう、冷めないうちに」
 
「そうだな」
 
「うん」
 
ナナリーの言葉にルルーシュたちは頷き、上着を脱ぎ、手を洗い、テーブルにつく。
 
素朴ながらも懐かしい味にスザクは舌鼓をうち、それこそいつになく盛り上がった夕食を済ませ、腹ごなしにルルーシュの部屋へ向かう二人をナナリーは微笑みながら見送り、二人は他愛無い話をしながらルルーシュの部屋へ入る。
 
 
―パタン
 
 
扉が閉まった途端、ルルーシュは後ろからスザクに抱き締められる。
 
「おいッ?!」
 
「ルル、有難う。本当に…」
 
「べ、別に…たまたま思い出しただけだ!///」
 
恥ずかしさからか俯いていくルルーシュのつむじに顎を乗せ、くすくす笑いながら、いっそう強く抱きこむ。
そして「こっち向いて?」とお願いする。
スザクのお願いには弱いルルーシュは乞われるがままスザクと向き合うように振り返る。
 
「ルル…」
 
スザクはルルーシュの顔を覗き込むようにしてその桜色の唇にそっと口付ける。
 
「ん…っ」
 
「ルルーシュ、ねぇ…いい?」
 
何が?と聞くほど野暮でもないルルーシュはそっと頷く。
ルルーシュが頷いた途端、スザクはルルーシュを横抱きに抱き上げると、奥のベッドへとそっとその身を横たえた。
そして上からルルーシュを見ながら、微笑む。
 
「ルルーシュ、可愛いv」
 
「なっ、男だぞ、俺は!///」
 
くすくす笑いながらシャツの裾から右手を忍ばせ、胸の飾りを指で弄る。
 
「ぁ…、ん」
 
そして左手では器用にシャツのボタンを外していき、ズボンも脱がせる。
その手際の良さにルルーシュは考える暇もなく為すがままになる。
そして全て剥ぎ終えるとルルーシュのその白いきめ細かい綺麗な身体に口付けてゆく。
 
「あ…ん、ふっ…、おまえも脱げッ!」
 
「ふふっ、わかったよ」
 
ルルーシュの言葉にスザクは素直に自分も衣服を脱ぎ捨てると、その軍人として鍛え上げられた身体をルルーシュの目に晒す。
ルルーシュはその自分とは全く違う身体に嫉妬しながらも恥ずかしさで腕で顔を庇う仕草をする。
 
「ルル、顔見せて?」
 
「嫌だ、恥ずかしい///」
 
それでもスザクはそっとルルーシュの腕を掴むと片手で両腕をベッドへとぬいとめる。
そしてその潤むアメジストの瞳を覗き込む。
アメジストとエメラルドの瞳が交差し、そして閉じる。
薄暗いその空間には淫らな水音と二人の吐息だけが響き、二つの影は重なる。
 
「あぁ! ッ、は、ぁ…、す、ざく///」
 
「ルルーシュッ」
 
 
「ぁ、あぁぁぁぁッ!!」
 
 
段々と二人の息は合わさり、そして止まる。
 
 
「はぁ、はぁ…」
 
「ねぇ、ルル」
 
「だ、めだッ! 明日は…」
 
「休めばいいじゃない。それに僕、ルルーシュから何ももらってないよ」
 
 
『       』
 
 
ルルーシュはスザクにしか聞こえない声でそっと囁く。
スザクは嬉しそうにルルーシュを抱き締め、そして「僕もだよ」と応える。
 
 
そう、俺はもうお前のもの
 
 
 
今更あげるものなど何もない
 
 
 
 
そうだろう…スザク―
 
 
 
 
 
【終】
 

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