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今回は管理人の調子が悪いのでSS並に短いです。
すみません・・・。
ホントはもっと長く書きたかった(><;)

それでも何かupしたい気持ちだけはかってやって下さい。

 

小児科には付き物とは言え、あの騒動から再び一週間が過ぎた今日。
枢木スザクはやって来た。
とはいえ毎日やって来てはいるのだが、今日は患者としてだ。
 
「じゃあ、レントゲンを撮るか。指示を出すからレントゲン室へ…」
 
「おい!」
 
「ん?」
 
「ルルーシュが撮るんじゃないのかよ!?」
 
「ああ。何の為にレントゲン技師が居ると思っているんだ」
 
「嫌だ」
 
「…ッ」
 
徐々にスザクの碧眼がうるうると潤んでゆく。
ルルーシュはそれを見てうっと言葉を詰まらせると後は任せた!とばかりに隣に控える看護士に目配せするが簡単に裏切られる事となる。
 
「いいんじゃないですか? ランペルージ先生が撮られても」
 
その言葉を聞いてかパァッとスザクに笑顔が浮かぶ。そしてニコリと満面の笑みを向けられて満更でもない看護士。
そのやり取りを見ていたルルーシュはスザクの将来に不安を持つ。
 
天然のタラシになるんじゃないかと…。
 
その心配は遠からず当たるのだがこの時のルルーシュは知らない。
 
 
「わかった」
 
溜息を一つ吐き、立ち上がるルルーシュ。
 
「あ、でも何か向こうが言ってきたら言って下さいね」
 
「あぁ、その時は頼むよ」
 
やはり技師には技師のプライドがあるだろうから必ず何か言ってくるはず。
それを見越してこう言ってくれる彼女が実に頼もしいとルルーシュは思う。
 
「じゃあ、行くか」
 
「ん!」
 
「ん?」
 
「ん!!」
 
「??」
 
スザクが立ち上がるのを待っているのに一向に椅子から立ち上がらず手を差し伸べてくる。
それを見て看護士が隣でくすくす笑っている。
スザクはそれに頬を若干染めているがやめようとはしない。
 
ルルーシュだけが訳がわからず眉根を寄せて考える。
今、彼の頭の中では何百通りの可能性が渦巻いている。
それを見た気の利く看護士がルルーシュの耳元で答えを教える。
それを聞いたルルーシュは瞳は見開き一つ笑うとスザクに背を向けた。
 
 
 
―それはあの日と同じように
 
 
 
「ルルーシュの背中は温かいな」
 
 
「そうか」
 
 
そう言ってルルーシュが背に目を向けるをそこには静かに寝息を立てる小さな子供
 
 
くすり、と小さく笑い足取り軽く歩き出す
 
 
 
 
けして足取り軽い未来ばかりではないけれど
 
 
 
 
二人一緒なら乗り越えられるだろう・・・
 

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